一戸建て住宅の価格に影響を与える要素について説明します。
実際、一戸建て住宅の敷地の方位によって価格が異なることがあります。
具体的には、敷地のどの方向に庭や縁側を配置できるかが価格決定の要素となります。
通常、40〜60坪の広さの敷地では、玄関と庭、縁側の方向が同じに配置されます。
そのため、南側に道路が接する土地は一般に価格が高くなります。
一方、100坪以上の広さの土地では、玄関と庭の方向を逆に配置することができます。
従って、北側に道路が接している土地では、南側に庭を設けることが可能です。
広い土地を購入する際には、庭の配置も考慮して、北側に道路が接する土地を選択肢とすることもあります。
一般的な広さの土地では、南東の角地が最も高値で取引されることが多いです。
また、道路から50〜100cm高い位置にある土地は、適切な排水勾配を確保できる利点があります。
逆に、道路よりも低い土地は排水が難しくなるため、できるだけ購入を避けるべきです。
参考ページ：中古 物件 購入 土地や建物を安く購入するための方法
次に、競売と公売の違いについて説明します。
競売は、銀行に借金を抱えた所有者の土地を売却する制度であり、公売は税金の滞納が発生した所有者の土地を売却する制度です。
競売は裁判所が管轄する不動産競売情報サイト（通称「BIT」）で情報公開され、一方、公売は国や自治体の滞納税庁が販売窓口となります。
競売にはかつてのイメージから、ややネガティブな印象があるかもしれませんが、現在の制度は改善され、法的なリスクはほとんどありません。
競売で売却されている土地には、一戸建て住宅の建物や更地、マンションなどが含まれます。
更地を購入すれば、自分の要望に合わせた注文住宅を建てることも可能です。
競売においては、物件購入時にスピードが求められます。
物件の購入手続きは2週間以内に完了させる必要があり、ローン手配も速やかに行う必要があります。