自治体によっては、クレジットカードで固定資産税を納付することができる
固定資産税は、不動産や償却資産を所有している人に課税される税金です。
この税金は毎年納税しなければならず、支払い方法が簡便になることが求められてきました。
そこで、平成28年度の税制改正により、クレジットカードでの固定資産税の納付が認められるようになりました。
これ以降、クレジットカードで固定資産税の支払いが可能な自治体が増えています。
ただし、全ての自治体がクレジットカードでの納税を受け付けているわけではありません。
一部の自治体ではまだクレジットカードの利用ができない場所もありますので、固定資産税を納付する際には、所在地の自治体に確認する必要があります。
クレジットカードでの固定資産税の納付には、メリットとデメリットがある
固定資産税をクレジットカードで支払うことには、以下に述べるメリットとデメリットがあります。
まず、メリットとしては以下のような点が挙げられます。
① 自宅でいつでも納税が可能：従来の方法では、役所や銀行、コンビニなどに出向いて固定資産税を納付する必要がありましたが、クレジットカードを利用することで、いつでも24時間いつでもWebサイトから納税が可能です。
そのため、休日にわざわざ外出する必要がなくなり、手間を大幅に省くことができます。
② クレジットカードのポイントが貯まる：クレジットカードで支払うと、支払額に応じてポイントが貯まります。
一部のクレジットカードでは、固定資産税の支払いでもポイントが貯まります。
固定資産税は通常高額なため、ポイントも多く貯まることが多いです。
このため、実質的に固定資産税の納税額を削減することができます。
以上がクレジットカードで固定資産税を納付する際のメリットですが、デメリットも存在します。
具体的には以下のような点が挙げられます。
① 手数料が発生することがある：一部の自治体では、クレジットカードでの納税に対して手数料が発生する場合があります。
したがって、納税額に手数料が加算される可能性がありますので、事前に確認する必要があります。
② クレジットカードの利用制限がある：一部の自治体では、クレジットカードの利用に制限がある場合があります。
例えば、特定のカード会社のカードのみ受け付けるといった制限もあり得ます。
したがって、使用しているクレジットカードが自治体の要件を満たしているかどうかを確認する必要があります。
以上、クレジットカードで固定資産税を納付する際のメリットとデメリットについて詳しく説明しました。
参考ページ：不動産購入後の固定資産税の支払い方法でクレジットカードで支払える？
現金不要での固定資産税の納付方法を紹介します
以前は、固定資産税を納付するためには現金を持参して役所などに直接足を運ぶ必要がありましたが、クレジットカードを利用することで現金を持ち歩く必要がなくなりました。
これにより、いつでもどこでも現金を持ち歩くことによる防犯上のリスクを回避することができます。
また、固定資産税には納期が設定されており、その期限までに税金を納付する必要があります。
しかし、納期までに現金を用意することが難しい場合でも、クレジットカードを利用すれば問題ありません。
クレジットカードの引き落とし日までの間に、納税額を引き落とし口座に入金すれば納税手続きは完了です。
このように、クレジットカードを利用して固定資産税を納付することにはいくつかのメリットがあります。
現金を持ち歩かなくて済むことで防犯上の不安を解消することができるだけでなく、納期に間に合わせるための負担も軽減されます。
そのため、クレジットカードを使っての納税は便利で効率的な方法と言えるでしょう。